第39回日本手術医学会総会

会長挨拶

第39回日本手術医学会総会
開催にあたって

第39回日本手術医学会総会
会長 鈴木 利保
東海大学医学部医学科外科学系麻酔科 教授

 この度、第39回日本手術医学会総会の会長を務めさせていただきます東海大学の鈴木利保です。伝統ある日本手術医学会の総会会長を仰せつかりましたことを大変光栄なことと感じ、会員の皆様に心より感謝申し上げます。
 今回の総会は平成29年10月6日・7日の両日、東京の都市センターホテルにおきまして開催させていただきます。会場は皇居、国会議事堂、迎賓会にも程近い、東京永田町にあり、交通の便も良い場所にあります。今回の総会のテーマは「超高齢者社会における医療の未来を考える」といたしました。プログラム委員会の先生方のご協力により、内容が充実したプログラムとなりましたので、今回の学会のアウトラインについてご報告いたします。
 本学会は特別講演6題、シンポジウム9つ、教育講演3題、ミニレクチャー3題、一般演題176題、活動報告演題10題で構成されています。
 大会の目玉として、本学会の理事長である東京大学の安原洋先生による特別講演「周術期医療を支える人材育成」を皮切りに、超高齢化社会の手術医療に対応するための人材育成をテーマとして取り上げました。
 手術領域には日本看護協会、日本手術看護学会、日本麻酔科学会など様々な認定・資格制度等がありますが、それぞれの制度設定にご尽力された先生からその目的や成果をご紹介いただき、周術期医療を支える人材育成について将来を見据えたディスカッションをしたいと思います。更に看護のシンポジウムでも中堅看護師の育成と人材活用に焦点をあてましたのでご期待ください。
 多職種協働の推進では、職種間のコミュニケーションスキルが効率化や安全対策、更には医療の質の向上に求められます。そこでチーム医療のセッションでは多職種間コミュニケーションを取り上げました。また手術部運営と術前外来の効率化のセッションでも、医療の質と効率化を両立させる多職種連携のあり方を探る予定です。
 さてわれわれ手術医療に係わるスタッフにとって、手術後の患者さんの合併症や予後を知ることは極めて重要であり、高齢者であればなおさらです。そこでせん妄の予防法や予後について、また褥瘡対策について手術医療を支える分野の著名な先生方による講演を企画しました。
 医療安全のセッションでは、多くの会員が関心を持っている医療事故調査制度の現状について、日本医師会、日本医療機能評価機構、弁護士の先生方を交えて議論する予定となっています。
 感染管理では、様々なガイドラインと臨床現場の整合性を中心に特別講演、感染対策のシンポジウム、JHAISとの合同シンポジウムを開催し知識の整理を行う予定です。
 今回の一般演題は197演題の応募がありました。お忙しい日常業務の中、多数の応募をいただきまして誠にありがとうございました。その中で11演題が上級演題(シンポジウム、ミニレクチャー)に採択されました。演者の先生方が今回の栄誉を契機に大きく発展していただくことを祈願いたします。
 私は学会の基本は一般演題にあると考えており、手術医療を担う次世代の人材発掘を学会が担うことが必要と考えています。そこで学会初日の夜の懇親会の席上、優秀演題、演題応募の多い施設を表彰しようと考えています。是非楽しみにしてください。
 また昨年に引き続き、活動報告演題として「都心で語り合おう」を設けました。経験豊かで優しい座長を厳選し、十分にディスカッションできる場を設定しました。座長の先生方はどんな質問にも優しく答えてくれるはずですから、この機会に、分からないことや疑問に思うことをそのままにせずに、知識や活動のコツをつかんでいただけたら幸いです。
 共催セミナーは、モーニングセミナー 2題、ランチョンセミナー 8題、スイーツセミナー 6題、イブニングセミナーを1題企画しました。講演の内容も興味深いものが多く充実しています。是非ご期待ください。
 日ごろお忙しい会員の皆様方のお財布に優しいように、学会に参加していただければ、朝食、昼食、おやつ、更には懇親会で夕食やアルコールもご用意いたします。参加される会員の皆様が宿泊予約する際には是非朝食なしのプランをお選びください。
 最後に第39回日本手術学会総会での、世代を超えた活発な討論が、明日の臨床の一助になりますことを祈念し、全国各地域からの御参加を心よりお待ちしています。

PAGE TOP