学術集会長挨拶

第118回日本産科麻酔学会学術集会

会長 奥富 俊之

北里大学病院周産母子成育医療センター産科麻酔部門

 このたび、第118回日本産科麻酔学会を、平成26年11月23日(日)•24日(月/祝)に、日経ホール&セミナールーム(東京•大手町)で開催することになりました。

 今回の学術集会のテーマは、「覧故考新の旅で見つけたセレンディピティー」です。日本産科麻酔学会は、昭和36年の「無痛分娩研究会」を母体として、「分娩と麻酔研究会」を経て、今年で53年になります。その間、麻酔科医、産科医、新生児科医、看護師、助産師など、分娩の現場にいる医療従事者が、分娩と麻酔に関わる課題を検討してきました。しかし、いつの時代にあっても最新の知識や技術は過去からのそれらの蓄積の上に成り立つものであり、先達の足跡を振り返ることを忘れてはなりません。

 今回の学術集会ではそんな思いで、過去を振り返りつつ、最新のパールを見いだして欲しいとの願いを込めてプログラムを企画しました。学会の歴史、助産の歴史、女性骨盤の歴史などの講演•討論、帝王切開術や無痛分娩の麻酔/鎮痛法の討論、合併症としての硬膜外血腫の講演、近未来に実現するであろうモニターや麻酔法の講演、リフレッシャーコース、市民公開講座を予定しております。海外からは、Dr. Cynthia A.Wong(米国)、Dr. Alex Sia(シンガポール)をお呼びしております。過去から未来までの産科麻酔のお話が聞けるものと期待しております。また、今年度も大川賞が一般演題の中から授与されます。親睦企画の一つとしての“Fun Run & Walk”も考えております。紅葉の時期の皇居一周 Run (or Walk) を楽しんでいただければと思っております。

 これらを通じて、本学術集会で学んだ知識が、少しでも今後の安全で快適な周産期医療の普及と、周産期医療に関わる医療スタッフのチーム医療に貢献できればと願っております。

 産科麻酔に関心を持つ医師・助産師の皆様のご支援、演題のご応募と積極的なご参加とを心よりお願い申し上げる次第です。